コロナウイルス感染症が世の中で大暴れする前はサッカー教室をやっていたのですが、コロナウイルス感染症でやめてしまっていました。
今回サッカー協会のご案内があったので再開することにしました。
マスクもなし、接触も気にせずにできるので思いっきりできます。
9時過ぎにはコーチが来られたので、子どもたちは早速靴を履いて運動場に集合です。
サッカー教室についての説明はあったものの、ピン!とくる子もいれば、そもそも「サッカー」を知らない子もいます。
ワクワクはしながらも、いったい何が始まるのかとドキドキしている子もいます。みんなの心の中を覗いてみると面白いかもしれません。
なんかみたことないおっちゃんがいるな~と思っている子もいたかもしれません。
コーチとご対面、マリーゴールドくまもとからはまぐちコーチが来て下さいました。
コーチが自己紹介されています。
「みんなのお名前を教えてください!」と言われて、自分の名前をフルネームで大声で言える子もいれば、恥ずかしくて黙っている子、小さい声で言っている子、様々です。子どもたちにはそれぞれ個性がありますからね。
うさぎ組さんが大アピールしていました。大声で名前を言う言う。ぞうぐみさん、押され気味だぞ!!
さあ、サッカー教室の始まりです。
コーチがあらかじめ準備してくれていた枠の中に入ります。ウォーミングアップですが、楽しくアップしてくれます。
始めから「させられる」と子どもたちはサッカーが嫌いになるので、「楽しむ」ようにとても上手に指導してくださいます。
赤い枠から、青い枠にダッシュで移動します。楽しそうに笑顔で走っています。楽しそうに笑顔で走る子もいれば、ちょっとまだ不安な子もいます。ルールをうまく理解できなかったり、本当はしたいのに恥ずかしかったり、自分の力を十分に出してるのにできなくて自分にイライラしてしまい動かなくなる子、様々です。
そんな時に私たち大人がどう声を掛け、子どもの感情に寄り添ったうえで、どのように指導していくのかが大切です。

特に何も気にすることもなく、どんどんやれる子は大丈夫ですが、子どもたちの複雑な感情を見極めながら楽しめる方向に進めていきたいと思っています。できない事でへこたれるな!できなくてもだいじょうぶ!たのしめばいいんだよ!そういう思いもいっぱい込めて活動を補助している私たちは頑張っています。
ひとしきり枠移動を遊んだら今度は色鬼になりました。コーチが鬼です。鬼に捕まらないように逃げながら枠を移動します。
走ることのウォーミングアップ、ルールを守る事、ルールを理解することなどなどたのしさの中にたくさんの目的があり、うまく指導されていました。職員のみんな、こういうところを学んでほしいよ。
それ!逃げろ!みんなすごいぞ!!にげろ!にげろ!!
さあ、いよいよ、ボールの登場です。一人、一個づつボールを持ってきて~の声にみんな大喜びでした。
まずはボールを上に投げてとる遊びです。
上に投げてボールを受け止める。「あれ?ボールはどこだ?」だんだんやることが難しくなってきました。
上に投げて、手を4回たたいて受け止めます。難しいぞ~
おっとっとっと・・・ぼーるさんどこいくの?
サッカーの一番の特徴、ボールを足で扱います。まずボールを足で踏んで、止めます。
ぼーるを足で挟んで飛ばし、受け取る遊びもやってみました。
首の後ろに乗せて、手を広げてバランスをとります。なかなかできないのでした。
だんだんできないことが増えてきた子もいます。自分でできないことにイライラしだして、態度が悪くなる子もいます。
走って移動するところをゆっくり歩いて移動・・・うん?その態度はいいのかな?

転がしドッチボールが始まりました。
足にボールが当たったら、外に出なくてはいけません。
その、当たったことをマイナスととらえてしまう子もいました。泣き出します。あれ?泣いていていいのかな?
悔しい気持ちもわかります。負けたくない気持ちもわかります。その気持ちを受け止めたうえで、子どもたちの気持ちを強め、背中をグイっと押す感じの言葉をかけます。
涙が止まりました。前向きにチャレンジするようになりました。ほんの数分ですが子どもの心は成長します。
出来なくてはいけないということにとらわれすぎです。できなくて当たり前だから楽しむことをもっともっと経験していってほしいです。
できるようになる事よりもその過程をどう乗り切るかが大切です。
サッカー教室というとてもいい経験をさせてもらいました。コーチはサッカーを楽しませてくれます。好きに導いてくれます。
じゃあその中で私たちのすることは何でしょうか?
出来ないことにチャレンジすることその課程を認めることがもっともっとできていればここで涙は流れないはずです。
たくさんの経験をさせてあげなくては・・・サッカー教室の中でたくさんの学びがあります。