「ぞうぐみに、秘めたパワーを持ったすごいパワーの男がいたんですよ~」
お部屋に準備していたカレンダーの裏の白い紙にクレヨンで力いっぱい描いていたK君、「出来たよ~」というので
「こりゃーすごい!!これを何かに変身させたほうがいいんじゃない?」と提案してみました。
すると~どんどんあふれ出すほどに言葉にして出てくる出てくる♡
で、K君が「恐竜にしよう」と決めました。それからKくんの長ーい制作が始まりました。
紙に書いたものを切り取り、まず胴体を作りました。
「あっ、顔がないね。」と端っこに顔を描いてまた切りました。
そして顔と胴体をくっつけて、身体に角?とげ?を丁寧に、丁寧にきり貼り付けていきました。
細かい、気の長ーくなるようなこの作業・・・K君のじっくり取り組むという性格にぴったりの作業でした。
この間もいろいろとお話は続きます。どんどん想像が膨らむようでした。
初めはティラノザウルスになる予定だったのですが、途中からアンキロサウルスになりました。
「これって・・・」からずっと楽しいお話が続き、そして手も動かし完成に近づいていきます。
アンキロサウルスのようにしっぽにコブも作りました。だいたいの全体像が出来たところです。
Kくんの愉快な発想はしっぽあたりからでている、小さいつぶつぶ。これはたまごだそうです。
小さい卵を産む恐竜だそうです。
「ここに飾って~」と飾る場所まで指定してくれるほど、自分でも大満足の作品が出来ました。
その日のお迎えの時間にお母さんを読んで見せました。その時のお母さんがまた素晴らしい!!
「Kは天才だね。保育園で飾らなくなったら私にください。」とおっしゃったそうです。きっとおうちに飾ってくださるんでしょうね。
「こんな力があったんだね~」とお母さんもびっくり!大喜びでした。
Kくんの大きな自信になったと思います。お母さん、ありがとうございます。
次の日、登園してくると「ねえ、また作ろう!!」とワクワクが止まらないKくん、「まてまて、まずどんな恐竜をつくるか決めてみよう。」
「恐竜の図鑑をみてごらん」と提案・・・
恐竜博士のこちらもKくん(でも同じK君なのでこちらはH君としましょう)
いっしょに図鑑を観察です。
「よ~し、決めた~、今日はステゴザウルスにする~」と制作が始まりました。今日はそんなにおしゃべりもせずもくもくと作っていました。
これはまだ途中です。完成までもう少し・・・・
その間に昨日のアンキロサウルスのような「こうさくさうする」にプレートをつけました。
とても面白いでしょ。Kくんの想像の恐竜です。楽しそうに、嬉しそうにお話してくれるんです。かわいいったら♡

いっしょに図鑑を見ていた恐竜博士のHくん、「何してるの?」と言ってきたので、「Kくんが恐竜を作っているんだって」
というとクレヨンをとりに行きました。
大きな紙いっぱいに「かめ」などを描いていってくれました。
出来上がった絵はお部屋に飾りました。
ひとりの子どもの制作が次の友達を呼び、どんどんいろいろな事へと広がっていきます。
この間におんなのこが巨大餃子を作ってきてくれました。
Kくんのステゴザウルスの完成品と巨大餃子はまた後日お知らせします。
いや~たのしい二日間です。きっと明日も作ってくれるんじゃないかな?この後どう展開していくか楽しみです。