上天草の慈愛保育園 ,熊本県上天草市大矢野町中の慈愛保育園は、子供たちの自主性を育てる保育園です。

ぞうぐみくらすだより②と大事なおまけ

わたしたちにできること
 わかめ屋さんをする前に、お芋屋さんをしました

昨年度のぞうぐみさんがタカハマ農園さんのサツマイモ畑から
掘ってきたサツマイモを、追熟させ、進級式の時によっ子ちゃん園長が
「これは昨年度のぞうぐみさんが掘ってきたお芋です。
これをぞうぐみさんがお芋屋さんになって、買ってもらってください。
買ってもらったお金は野菜の苗を買ったり、みんながやってみたいことに
大切に使ってください」と一人ひとりに渡してくれました。まずは先生たちと一緒にお店屋さんを楽しみました。「愛情たっぷりのおいしいお芋です。一袋200円です。」大きな声で伝える子、友だちと一緒に少し恥ずかしそうに伝える子、「一袋20円です」と伝える子、と様々でしたが、先生たちはみんなが一生懸命に伝えた気持ちと一緒にお芋を買ってくれました。
すると、その数日後です。園児のご家庭から「わかめがたくさん獲れたので、売りに出す事が出来ずにいます。売れ残ったり、捨ててしまうのはもったいないので、よかったら、ぞうぐみさんがお店屋さんをして、売ったお金は活動費に使ってください。」と新鮮なわかめをたくさん頂きました。
大切に収穫されたわかめたち、先生たちが大切に袋詰めをしてくれて、夕方ぞうぐみわかめやさんが開店しました。「愛情たっぷり♥栄養たっぷり★のおいしいわかめです。一袋200円です。」。一袋、また一袋と買っていただくうちに、子ども達の声は大きくなっていき、保護者の方がお迎えにいらっしゃるのを見ると、みんなが大きな声で伝えていました。大きな声で伝えるみんなと一緒に、いーちゃんも一生懸命にお辞儀をしながら伝えていました。お金を頂くと、とてもうれしそうに、受け取っていましたよ。そんな子ども達の一生懸命に伝える気持ちと一緒においしいわかめを買ってくださった皆さん、ありがとうございました。

これは昨年度のぞうぐみさんが繋いでくれた「SDGs」です。ぞうぐみさんが芋ほりに行った、タカハマ農園さんから規格外のお芋だけど、売れ残ったらもったいないから食べてくれない?とサツマイモを頂きましたが、いま食べ物が破棄されて「もったいない」ことが多く、農家さんを助けられる、少しでも私たちにできることをしようという思いやEM菌を使って地球をきれいにしよう、という思いで昨年度ぞうぐみさんはお店屋さんをしていたのです。このぞうぐみさんの活動は卒園文集にも掲載され、昨年度もぞうぐみの保護者さんだった(お兄ちゃんがぞうぐみにいましたね)園児のお母さんが大切に読んでくださり、その思いを繋いでくださいました。
このいろいろな繋がりがSDGsです。私たちにできることはほんの小さなことかもしれませんが、私たちにもできることがあるのです。小さなことでも、みんなでやっていけばいつかとても大きな力になっていくことを信じて、これからも「SDGs~わたしたちにできること~」を繋いで、伝えていきたいと思います。

できた♥うれしい♥たのしいね♥
           ぞうぐみの掲示板におわんが出来上がりました!!朝から大きなおわんをみつけると
「わあ~♬」「かわいい~♪」と喜んでくれるとても無邪気な子ども達です。かわいいですね。

おわんの中にはできたの「ハート」が毎日少しずつ増えてきました。
 歌を歌っているときのことです。グループごとに順番に歌っていました。すると、トイレに
いたまゆみちゃんがお部屋にやってきて、「かなたくんの歌ってる声がトイレまでよく聞こえて来たよ」と喜んでくれました。そして、ぱたぱた~と可愛いハートの画用紙と一緒に「かなたの歌う声が大きく聞こえて来たよのハート」とおわんにペタリ。すると、「よっしゃー!!」と大喜びのかなたくんでした。そして、その日の夕方、まゆみちゃんの所へ行き、「ハートをもってきてくれてありがとう」と伝えたそうです。かなた君の中で、大きな声で歌う事が出来たことを一緒に喜んでくれたことが嬉しかったのだと思います。
 子ども達だけに限らず、私たち大人もですが、褒められると、嬉しくなります。笑顔になります。自分が大好きになります。自分にもできるんだという自信に繋がり、自己肯定感が高くなります。自分がしてもらって嬉しかったことを今度は誰かのためにしてみようと動けるようになるかもしれません。 
 園でも、ちいさなできたことをみんなと一緒に喜び合う時間を作っています。ぜひご家庭でも、ちいさなできたことを一緒に喜んで、褒めてあげてください。「リュックサック自分で持ってこれたね。力持ちだったね。」「洗濯ものを畳んでくれたの?すごく助かる~ありがとう」「きれいに手を洗えたね」「ご飯を集まれ~して食べてしまえたね。おいしかったね」などなど。ちょっとおおげさかな~と思うくらいがちょうどいいのかも
しれません^^♥親子だからこそ、日常のちいさなできたことを一緒に喜び合えることがあると
思います。当たり前は当たり前ではなく、すごく大きな奇跡なのです。
褒め愛、みんなで笑い愛、大きくなりましよう♪

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職員研修で行ってきました。
 先日、とてもいい経験が出来ましたので、ちょこっとご紹介させてください。三角にある宮田農園さんの
「食の農の体験塾」に職員研修で行ってきました。宮田農園さんは「夢はでっかく食で日本を変えたい。でも行動は足元の小さな一歩から」をキャッチフレーズに体験塾を行っていらっしゃいます。実際に、国産小麦粉と卵だけでクッキーを作ったり、石窯で作ったピザを焼いたり、と実際に作りながら、楽しい時間を過ごす事が出来ました。その中でも、
世の中がどんなに便利になっても、食だけは簡単、便利ではいけない。みんなはお金で買えるものを大切にしようとするけれども、これからはお金では買う事が出来ない命や健康、家族や友だち、自然などを大切にしていく。それが本当の
豊かさである。今の食べ物が10年後の体を作るよ。などと大切なお話もたくさん聞くことが出来ました。
 まな板の上で食材を切る「トントン」の音、火を焚くときの匂い、炊いてお料理する「コトコト」の音や匂いなど実際に体験したことはいつまでも記憶に残っている、命を守っていく音なのかもしれないとおっしゃっていました。
 自然いっぱいの中で、職員みんなわくわく、楽しみながら参加させていただきました。
 ぞうぐみの子ども達と一緒に体験したいことがたくさんの宮田農園さんでした。
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職員研修で学んできました。
「食だけは簡単、便利ではいけない、体にいい素材と手作りの温かさが大事」という宮田さんのことばが印象的でした。
ついつい手抜きをしてしまいがちですが、できるときはできるだけ体にいいものを食べていきたい、食べさせたいと思いました。

「親が大人が子供のためにできることは、一生元気に働ける体の基礎を作ってあげる以外ないよ。」とも宮田さんからのメッセージです。

下記の文章は今年度慈愛保育園に仲間入りしてくれた新人保育士の文章です。
研修に行ってとてもいい感想を書いてくれました。

「親が子供のためにできることは一生元気に働ける体の基礎を作って」とパンフレットに書いてある部分がすごく共感できました。
私の兄弟も全員とても元気で全員がそれぞれやりたちことへの道を応援してくれています。一生元気に働けるように「食」だったり、環境を整えてくれています。私は今年の4月から新社会人となり働きはじめました。まだ始めたばかりですが毎日元気に子どもたちと遊んでいます。
元気に働けるのはお母さんが毎日栄養のある献立を考えて作ってくれたり、お父さんが新鮮な魚を持ってきてくれるからだと思います。
一生かけて恩返ししなければいけない存在だと思います。
 世の中がとても便利な時代になってきていますが、手作りの方が栄養あるし、人のあたたかみを感じることが出来るため、作ろうと思います。子どもたちにいろんな経験をさせながら将来の日本を背負って行けるように支えていきたいと思います。
体験を通して、体験の中でコミニュケーションが広がってとても楽しく良かったと思いました。
やはり、手作りだと自分で作ったという達成感があり、おいしさを味わうことが出来ます。
また、機会があれば体験したいです。


親への感謝の気持ちまで持ってくれたことがとても嬉しかったです。
まだ20歳・・新社会人として一生懸命に保育士として頑張っています。まだまだ保育士としてはたまごちゃんですがこういう体験会からこれだけの感想をかけるということはとても素晴らしいです。
彼女のお父さん、お母さんが大切に育ててくださった金の保育士のたまごちゃんですね。きっと立派な保育士になっていきます。
まだ初めましてでわからないこともいっぱいの金の卵ちゃんですが、みなさんよろしくお願いします。
とても素直に一生懸命に頑張っています。

私たちにとってもとても嬉しいことでした。
先輩たちもいいこと書いてたよ~♡
ありがとうね。
とてもいいチームだと思います。慈愛保育園