園庭の木にはセミがたくさんとまって鳴いています。
子どもたちはセミを捕まえたいのですが、網はありません。セミとの知恵比べです。
網を持ってきたり、買っていたりしたこともあるのですが、セミの命を考え、子どもたちの知恵を引き出すために
あえて網は置いていません。
どうしてもセミを捕まえたい彼女はどうしたかというと・・・・
セミをじーっと見ています。どこにいるのか確かめています。
「ほら、捕まえた!!」
「えっ!!どうやって?」
「手で」
なんと!!自分の手が届くところにいたセミを見つけて台にのり、手づかみで捕まえたそうです。
これにはセミも「まいった!!」
観念したようでした。その後は確認できていませんが、たぶん逃がしてくれたのではないかと思います。
ぞう組では虫を捕まえた後のことも担任がしっかりとお話をしているようです。
セミの命は短いということを知っています。
彼は4歳児さんです。セミを捕まえたくて自分で虫取り網を作りました。ビニール袋と広告の紙です。広告の紙をくるくると丸めて紙の棒を作りました。それにビニール袋を取り付けて作ったようです。何度も何度も試して紙の棒が曲がるとまた付け足してずいぶん棒が太くなったようです。さあ、とれるでしょうか?
「捕まえとってね。落ちないように・・・セミまでとどくかな?」
「がんばってよ」
残念ながらセミからは逃げられたのですが、ここからまた彼の工夫は続くようです。セミを捕まえられる虫取り網がつくれるよう
担任のサポートも続きます。