りす組さんでの出来事です。
今日は朝から室内で製作遊びをする子どもと戸外であそぶ子どもとわかれて遊んでいました。
室内では制作に夢中でした。自分たちで考えて切ったりはったり描いたりそれはそれは楽しそうでした。自分で納得できるものが出来上がったらそれをもってだったり、担当箱に片付けたりして戸外に出てきます。ふと、室内を見ると見事に散らかっていました(笑)
「お部屋は片付けてからお外に出てきてくれないと困るなあ~」と声をかけると遊んでいた子どもたちが集まってきて片付けてくれました。
その中で一人だけまだ製作活動を楽しんでいる子どもがいました。
「わたしはまだ作りたいからそのまま作ってていい?」というので「いいよ。じゃあ、みんな自分が遊んだものだけ片付けてくれる?」というとそのようにしてくれ、片付けた子は外に、作っている子はそのままでまた遊び始めました。
しばらくしてテラスで大きな箱が動いているので見に行くと、最後まで残って製作をしていたAちゃんが室内をきれいに一人で片付けてくれていました。遊んで必要でなくなったものは捨て、自分のも人のもきちんと元の場所に片付け、いつも担任がやっているように大きな箱はテラスに出していたのです。それで箱が動いていたのです。
保育室はとてもきれいでいつでも食事ができるようにまで片付いていましたよ。
こんなにきれいでした。
「みんなが嬉しいかなって思って片付けたの。」って言っていました。
そのあと、絵本棚の片付けを始めました。自分で気づいてくれたのです。一生懸命に片付けてくれました。
「ほんとうにありがとう」というと「どういたしまして」って笑顔で言ってくれそれから外へ元気に遊びに行きました。
ぞう組さんが「ともだちはいいもんだ」の歌を歌っていますが、そのなかに「ひとりはみんなのために、みんなは一人のために」という歌詞がありますが、まさにそれを絵にかいたようなAちゃんの行動でした。
Aちゃんの気持ちがとても嬉しかったです。たぶん、自分のやりたいことが満足にできそれをみんなが認めてくれたからこういう行動をしてくれたのではないかと思います。
こどもって素敵です。