上天草の慈愛保育園 ,熊本県上天草市大矢野町中の慈愛保育園は、子供たちの自主性を育てる保育園です。

地震

昨日は午前9時12分頃、地震がありました。大矢野町は震度2の情報でしたがとにかく園舎が揺れたので、全員運動場に避難しました。人数確認後、津波の情報がなかなか入らなかったので、津波が来てから避難しても遅いと思い、とにかく高台に避難しておこうと判断し第二避難場所である保育園西側にある高台のNTTの鉄塔の下に避難しました。
職員は0歳児をおんぶして【災害時に誰が(職員)誰を(園児)おんぶするのかは決めてあります。】、それ以外の職員は避難リュックを背負い避難誘導をしました。

年長児は2歳児を手を引いて歩くように4月から訓練しています(バディ、二人組を組ませています)ので迷うことなく自分のバディの2歳児の手を引いて連れて行ってくれました。4歳児は数名は3歳児とバディを組んでおり、それ以外は4歳児同士のバディを組んでいます。これまた迷うことなく4月からの訓練が生かされました。なぜにバディを組ませているかというと、災害時慌てたときに、だれがいない!というのが子供同士でも伝え合え、即時に安否確認ができるように。また、避難の際大きい子が小さい子を連れて歩いてくれることで迅速な避難ができるということを考えてバディを組ませています。この訓練が今日の避難にとても役に立ちました。
1歳児は避難カートに乗せて担任が連れて行きました。全員無事に避難場所に避難し、津波の情報、地震その後の情報を待ちました。

上天草市のハザードマップ(防災マップ)によると保育園のある貝場地区は津波の際浸水深2.0メートル以上5.0メートル未満の予想です。

避難場所から保護者の皆さんには緊急時連絡ラインでお知らせしました。

避難場所で津波の心配がないことや震源地、震度などを確認し、保育園に戻りました。今回被害がなくてよかったです。
園舎が揺れたときに熊本地震を思い出しました。震度2で震源地が天草芦北地方でしたので用心しました。
携帯の災害アラームはなりませんでしたがまず第一に子供たちの命を守ることが優先です。小さな地震でも危険を感じたら避難して無駄なことはありません。子供たちもしっかりと指示に従って避難することができました。

昨日の避難で足りなかったところを反省として機能のような緊急災害時に子供たちの命をしっかりと守れるようにしたいと思います。